schermonnikoog 渡り鳥と光害1
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Schermonnikoog 渡り鳥と光害1
オランダ国土の北部には、「ワデン諸島」と呼ばれる5つの島が並んでいる。
その一つSchiermonnikoog島(スヒールモニクオーホ)は、島の大部分が国立公園で、オランダ本土からは船で約45分。
島民以外は島に車を持ち込めない。
長さ17km、幅4km、人口約1000人。
観光が主産業の、小さな島だ。

北海に浮かぶワデン諸島とオランダ本土との間の海は、ワデン海と呼ばれる。つまり島々は、北部は北海に、南部はワデン海に面していることになる。
潮差が大きいワデン海は、満潮では海になり、干潮では陸に。生命の宝庫と言われる潮間帯だ。
海底は養分が豊富な上に、水深が浅く夏には急激に水温があがるため、藻類や海草類の成長も早い。魚や水鳥、アザラシの生態系を支える好条件が揃っていて、生物多様性も極めて高いエリアだ。そんなワデン海は、2009年、世界自然遺産に登録された。
潮が引くとアザラシが砂地に寝そべる姿が。
このへんのアザラシは、「ゼニガタアザラシ」や「ハイイロアザラシ」という種類。

ワデン海の島々は、渡り鳥の中継地点でもある。
北ヨーロッパやシベリアと、南ヨーロッパやアフリカの間を渡る鳥たちがこの一帯で休息をとり、栄養補給した後に目的地へと飛び立つ。
鳥の繁殖地にもなっていて、中には渡りをやめて住み着いてしまうものも多いらしい。
とにかくいつ来ても、どこを見ても、たくさんの鳥がいるのがこの島の特徴。島民たちは、鳥の渡りで季節の移り変わりを感じとっている。

高い建物もなく、見渡す限り平坦なこの島は、
とにかく空が広い。