ワールドプレスフォト 2012 (from update NL)
前年度に撮影された報道写真を対象に行われる、ワールドプレスフォトコンテスト。
その受賞作品を公開する恒例の展覧会が、4月20日、旧市街にある旧教会で幕を開けた。
今年で55回目を迎える同コンテストは、1955年にアムステルダムで発足した「ワールドプレスフォト財団」が運営している。
「クオリティーの高いフォトジャーナリズムを通して、世界を理解する機会となること」を使命に掲げたこの写真展。今年の受賞作品は、激動の2011年を反映して、アラブの春、そして東日本大震災を記録した作品が多かった。
訪れた多くの人たちが、力強く訴えかける渾身の写真を食い入るように見入っていた。震災の写真の前では人々は長い間立ち止まり、空前の災害の規模を再確認しているようだった。
この展覧会は、アムステルダムを皮切りに、世界各国の都市を巡回する。
日本でも、6月から11月にかけて、東京、大阪、京都、滋賀、大分を巡回する。